当院で行っている
主な健康診断
一般健診(雇入時健康診断、定期健診)、特定健診、伊丹市基本健診、国保特定健診・後期高齢者健診 など
一般健診
一般健康診断は、事業主が労働者に対して実施することが義務づけられている企業健診の一つです(労働安全衛生法)。また労働者も、事業者が行う健康診断を受ける義務があると定められています。具体的な健診にはいくつかの種類がありますが、当院では、主に一般健診の「雇入時の健康診断」、「定期健診」を行っています。
雇入時健康診断
主な検査内容は下表の通りです。
- 既往症、業務歴の調査
- 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
- 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
- 胸部X線検査
- 血圧の測定
- 貧血検査(血色素量、赤血球数)
- 肝機能検査(ALT、AST、γ-GT)
- 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
- 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
- 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
- 心電図検査
定期健診
事業者は、(常時雇用する労働者に対して)年に1回(深夜業や坑内労働などの特定業務従事者は年2回)以上、定期的に下記項目の健康診断を行わなければなりません(労働安全衛生規則第44条)。
- 既往症、業務歴の調査
- 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
- 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
- 胸部X線検査、および喀痰検査
- 血圧の測定
- 貧血検査(血色素量、赤血球数)
- 肝機能検査(ALT、AST、γ-GT)
- 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
- 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
- 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
- 心電図検査
※身長・腹囲、胸部X線、喀痰、貧血、肝機能、血中脂質、血糖、心電図の各検査については、医師が必要でないと認めた場合には、省略することができます。
特定健診
特定健診は、主にメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した健診です。血圧や血糖値、血中脂質などを測定し、病気のリスクの有無を検査します。さらに検査の結果をもとに、特定保健指導を実施することもあります。特定健診をきちんと受けることにより、生活習慣の改善につなげる効果が期待できます。主な検査項目は、問診、視診、触診、聴打診、身体計測、血圧測定、血中脂質検査、肝機能検査、血糖検査、尿検査などです。医師が必要と認めた場合は、心電図検査、眼底検査、貧血検査、血清クレアチニン検査を追加することもあります。
伊丹市基本健診
基本健診は、伊丹市のお住まいの、40歳以上の生活保護世帯に属する方、支援給付を受けている方を対象に実施しています。健診費は無料、年度に1回受診できます。健診を受ける前に、伊丹市立保健センターで手続きの上、ご来院ください。
詳しくはこちら
国保特定健診・
後期高齢者健診
伊丹市国民保険被保険者にご加入の40歳以上の方は年に1度受診できます。
いずれの健診も対象は伊丹市民の方で、2024年4月1日~2025年3月20日までに年1回受診できます。受診の際は、住所確認ができるもの(健康保険証など)をお持ちください。 血液検査がある場合は、検査の8時間前までに済ませ、当日の朝食は抜いてきてください(少量の水分補給は結構です)。検査当日は、絶食・禁煙です。
※詳しくはこちらをご覧ください。
※75歳以上の方で兵庫県後期高齢者医療制度にご加入の方は、伊丹市からクーポンは届きませんが無料で受けられます。
※社保、組合国保の特定健診は40歳以上で特定健診受診券をお持ちの方、契約とりまとめ機関名に「集合B」と記載されているものが必要です。
検診の対象、費用、健診内容
対象 | 健診費用 | 健診内容 | |
---|---|---|---|
伊丹市国保特定健診 | 40歳〜74歳の方 | 無料 | 問診、血圧、身体計測(身長・体重・BMI・腹囲)、身体診察、尿検査(尿糖、尿蛋白)、血液検査、心電図検査 |
後期高齢者健診 | 75歳以上の方 | 無料 |
血液検査の内容
- 貧血検査
- 赤血球、血色素、ヘマトクリット値
- 肝機能検査
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GT(P)
- 脂質検査
- LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪
- 腎機能検査
- 血清尿酸、血清クレアチニン、eGFR
- 血糖検査
- 空腹時血糖、HbA1c
持ち物
- 保険証
- 特定健診受診券(75歳以上の方は必要ありません)
- 健康手帳
各種がん検診・
肝炎ウイルス検査
伊丹市のお住まいの方を対象として、令和6年(2024年)4月1日~令和7年(2025年)3月20日までの期間に1回受診できます。発熱や咳などの症状がある場合は受診を控え、体調のいいときに受診してください。各種がん健診・肝炎ウイルス検査は、同日に複数検査(特定健診含む)のお申し込みが可能です。
検診の対象、費用、検査内容
対象 | 費用 | 検査内容 | |
---|---|---|---|
大腸がん検診 (便潜血検査) |
40歳以上 | 600円 | 2日間、便を少量採取します (便潜血反応検査 2日法) |
前立腺がん検診 | 50歳以上の男性 | 1,000円 | 血液中のPSAという蛋白質の量を測定します |
肺炎ウイルス検査 | 40歳以上 これまでにB型およびC型肝炎ウイルス検査を受けたことがなく、治療中でない方 |
1,100円 | 血液中のHBs抗原とHCV抗体を調べます |
受診料が無料になる方
- 満65歳以上の方
- 満65歳未満の方で市民税非課税世帯に属する方、または生活保護世帯に属する方・支援給付を受けている方(受診前に保健センター窓口で手続きが必要です。詳しくはお問い合わせください)
- 各種クーポンをお持ちの方
持ち物
- 保険証
- 健康手帳
- (お持ちの方)各種クーポン券
健診受診時の注意点
- 検査を正確に行うためには、健診の8時間前以降は食事や糖分の摂取は避けてください。甘くない水分の摂取は直前まで飲水可能です。
- 尿を摂れる状態でお越しください。女性の方は生理中を避けて予約をお取りください。尿検査だけ後日にすることは出来ませんのでご注意ください。
- 当院所定の用紙以外に記入ご希望の方は別途1,000円追加となります。
- メガネ・コンタクトレンズを使用の方は、お持ちになるか装着の状態でご来院ください。
- ご本人確認のできる「マイナンバーカード・運転免許証・保険証」などをご持参ください。
- 結果の郵送をご希望の方はレターパック代+手数料として600円いただきます。
特定健診を雇い入れ時健診
または定期健診に使用される方へ
特定健診を利用して、雇入れ健診または定期健診の所定用紙にその結果を転記することはできませんのでご了承ください。
ただし、特定健診に不足している項目(視力検査、聴力検査、胸部レントゲン検査)を当院所定の用紙に記載ご希望の場合は、
別途料金(視力検査:1,250円、聴力検査:1,250円、胸部レントゲン:1,300円、
記載料:1,000円の合計4,800円 すべて税込)を頂きます。
その際、特定健診結果用紙と当院記載結果の2枚を勤務先にご提出ください。
就業判定はできません。就業判定は就職先さまでお願いいたします。
法定健診
法定健診A(35歳未満)
健診内容
- 診察:問診、内科診察、自覚症状、他覚症状、既往歴、業務歴
- 身体計測:身長、体重、BMI、腹囲
- 視力検査
- 聴力検査(1000Hz、4000Hz)
- 尿検査:蛋白、糖、潜血
- 胸部レントゲン
診断料
5,500円(税込)
法定健診B (35歳以上)
健診内容
法定健診Aの項目に加えて以下の検査があります。
- 心電図
-
- 脂質(HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪)
肝機能(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP)
糖代謝(空腹時血糖)
血液一般(白血球数、赤血球数、血色素量Hb、ヘマトクリット値)
血液検査: - 脂質(HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪)
診断料
8,500円(税込)
より詳細な検査が必要な場合は以下の費用がかかります。
血液検査(追加検査)
- 腎機能(クレアチニン、eGFR、尿酸)
- 糖代謝(HbA1c)
追加料金
700円(税込)
オプション
追加費用 | ||
---|---|---|
指定用紙への記入 | 1,000円 | 結果書式に指定がある場合 |
結果票の郵送 | 600円 (郵送代含む) |
結果用紙をご自宅に郵送 |
結果表の再発行 | 1,000円 | 紛失された場合や、ご要望による再発行 |
尿検査(再検査) | 500円 | ご本人様の要望による再検査 当日検査ができず、別日の実施となった場合 |
視力検査(再検査) | 500円 | メガネやコンタクトなどをお忘れで再検査となった場合 |